2018年のトリプルクラウンの最終戦が12月8日から20日まで、ハワイのノースショアで開催されました。昨年は、第2戦のVANSワールドカップを観に行ったものの、波の状態がイマイチで大会はスタンバイ状態で観れず。今年こそと思って行って来たんですが...。
ハワイ・ノースショア エフカイビーチ
第3戦のパイプ・マスターズの会場はノースショアの中でも海岸から近い距離でパイプができるエフカイビーチ。別名、バンザイ・パイプラインとも言われてます。
この日、朝7時に大会のHPをチェック。7時30分の時点でスタンバイでしたが、この日しか都合がつかなかったので、波がよくなることを期待してノースショアに向かいました。
会場にはすでにたくさんの観客がスタンバイ。
そして、スポンサー、メディアや解説者のブース席が背後にずらっと並んでます。
パイプラインとは
エフカイビーチの一番の特徴は、砂浜から波の位置までの距離が近いということ。サーフスポットは一般的に沖の方までパドリングして波をキャッチすることが多いけれど、ここはとっても至近距離なんです。
最高のパイプができることからエフカイビーチのことを「パイプライン」と呼ぶんですって。
いいショットを撮ろうとたくさんのカメラマンもスタンバイしていました。
別名「バンザイビーチ」
そしてここの別名は「バンザイ・ビーチ」。こう呼ばれるには諸説あるみたいです。
第二次世界大戦中に壮烈な戦いで特攻隊が「バンザイ」と叫びながら命を捧げた光景を忘れることができないアメリカ軍人が、このビーチの波の激しさがまるで特攻隊の「バンザイ突撃」のようだ…ということから「バンザイ」と名付けられたと言う説と、もう一つはパイプラインからワープアウトした時にバランスを取る時に両手をあげる姿が「バンザイ」しているようだから…という説。
なぜビッグウェーブが生まれるのか
11月〜2月は北太平洋上のルーシャン列島付近でシベリアからくる寒気と太平洋上の湿った暖かい空気がぶつかり合って、アリーシャンチ気圧が発生。その低気圧の下で海面があれて大きく揺らぎ、その揺らぎがハワイに向かってやがて巨大なうねりとなって届くそうです。
巨大な波を作り出す条件として、「強い風が広範囲で長く吹くこと」その条件を満たしているのがノースショアなんです。そして、地形から大きなパイプができるのがこのエフカイビーチなんですって。冬の季節、風が強い日は海岸沿いのカメハメハハイウェイまで波が押し寄せてきます。
これは2年前の波の様子です。
今回の大会も観戦できず…。
結局、この日はスタンバイのままで去年に引き続き、大会を見ることはできなかったんです。残念…。
でも、選手たちの練習風景は見ることができました。
どうやら有名な選手のようです。数人がサインを求めて駆け寄っていました。
会場の設置テントの様子
会場にはオッフィシャルグッズの売店や
ポケボウルやホットドッグなどの売店も。
そして、パイプラインをイメージしたフォトジェニックな場所もありました。
ここで、記念写真を撮って、気分はパイプをくぐるサーファー気分です。
会場の様子はスタンバイのためかそこまでの混雑はなく、かなりスローな感じです。
パイプラインの場所は
私は車で行って、近くのWaihuena Farmが10ドルで駐車場貸しをしていたので、そこを利用しました。もちろんカメハメハハイウェイ沿いに駐車もできるけど、空いている場所を見つけるのは難しいんです。
この辺りは、ビーチと道路の間に民家や木々があるので海岸沿いをドライブとは違います。小道を抜けていかないとビーチを見ることはできません。
この小道を抜けると…エフカイビーチ(バンザイビーチ)が。
最後に
今回、初めてこの小道を抜けてパイプラインを目の当たりにした時の感動は今年一番だたかもしれません。いくつもハワイのビーチを見てきたけど、ここのビーチは私にとって、今までにない感動のビーチでした。
遠浅でありながら、ビッグウエーブが作られるこのビーチが世界中のサーファーの憧れのビーチなんですね。そしてカメラを通さずに目の前でパイプラインの中をくぐり抜けるサーファーを見ることができるのがここパイプライン。
来年こそはリベンジしたいと思います。
そして大会結果は…。
やはり開催日になるとかなりの観戦者でビーチは賑わったようですね。
にわかファンの私でも感動の映像です。
2018 Billabong Pipe Masters - Final Day Highlights | Triple Crown of Surfing | VANS
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
Mahalo