日本でも長い間スターバックスブームは続いてますね。そして近々、新しい コンセプトのスターバックスが目黒にオープンする日が決まりましたね。これからオープン予定のスターバックスは焙煎工場を備えた「スターバックス・ロースタリー」。現在の姿はこんな感じ。中目黒に住む友人が写真を送ってきてくれました。デザインは隈研吾氏。
そこでシアトルの「リザーブローステリー&テイスティングスーム」を紹介したいと思います。
スターバックス・ロースタリー
ここはシアトルのダウンタウンのど真ん中のヒルトップというエリア。少し下って行くとアメリカで一番古い市場という「パイクプレイスマーケット」があって、そしてスターバクスの1号店まで歩いて15分くらいです。
ここがスタバの一号店。このお兄さん、きっと今でもここで歌っていると思います。
これがシアトルにある「Starbucks Reserve Roastery & Tasting Room」の1号店。シアトルは秋から春にかけて雨の日が多いけど、この日はとってもいい天気でした。(2016年秋撮影)
実はこの店舗がオープンする頃、毎日この道を通っていました。かなり長い間、パネルで覆われてたエリアが、ある日パネルが外されても、上部のマークだけは隠されてていたんです。外観は中世をイメージした博物館のような、教会のような造り、そして☆とRのマーク。数日前にはホワイトカラーの軍団がこの建物からごそっと出てきて…。これは何か特別な建物なのかなと思っていたら、翌日、全貌が明らかになったのでした。
スターバックスの新しいコンセプト店
2014年12月8日にオープンしたのは新しいタイプの店舗「スターバックスリザーブ・ロースタリー&テイスティングルーム」だったんです。
この部分が覆われていて、何がオープンするのか楽しみにしてました。
正式名は「Starbucks Reserve Roatery & Tasting Room」は現在でも、シアトル、ミラノ、上海の3店舗と今年12月にニューヨークにオープンしました。シカゴ、そして日本も秋にオープン予定だったけど、日本はついに2月28日にオープンが決まりましたね。
コンセプトは
広さは約1400平方メートル。すでに日本でも、個性豊かでとても質のいい希少なコーヒーを提供してくれるスターバックス・リザーブが数カ所あるけれど、今度の新しいスタバは「reserve Roastery&Tasting Room」というコーヒーの遊園地みたいなコンセプト。そして、世界の希少価値の珍しいコーヒーやここでしか飲めないコーヒーを提供してくれます。そして、ちょっと高め。娘の学校の先生はここを「高いスタバ」と表現していたようです。
店内は
広々とした店内に入ると、ゴールドと黒を基調にしたゴージャス感で圧倒されます。
そして、観光客もたくさん。
ゴールドに輝いているところが注文カウンター。
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この先に見える電動パネルがぱたぱたという音を立てて、ロースト中の豆や限定コーヒーなどの情報を教えてくれます。
メニュー
ここには抹茶ラテやフラベチーのはありません。
その代わりに…。
ここでしか食べられない限定のスイーツ。私はオレンジムースが好きでよくいただきました。
サンドイッチやマフィン、そしてオーガニックやヘルシー志向の人が多いシアトルではケールサラダが人気です。早朝の店内は木製のプレートが出番を待ってます。
そして、中央のサーバーたちのスペースを囲むように注文カウンターとカウンター席が。
カウンター内にはスターバックスにしかないコーヒーマシーンのクローバーが4台見えます。カウンター内のバリスタもいけてる感じです。
*クローバーマシーンは日本でも限られたスターバックスにしか置いてないそうです。日本のスタバのクルーでさえも知らない人がいるみたいです。
遊園地のような焙煎機
質問には必ず丁寧に応えてくれます。
店内の中央には大きな蒸し器と、そしてチューブを伝って豆が階下の焙煎機へ。ザラザラという音と香ばしさが店内に響きます。
素敵なインテリア
ここはミーティングルームにもなるスペースで、お客さんが自由にここで勉強したり、本を読んだりPCで仕事してたり。シアトルでは、カフェのスペースで仕事している人が少なくないです。そして、マイクロソフトの街だけど、マックPCを使っている人が多いんですよね。つまり、移民が多いってことにもなるのかな。
この階段を上がっていくことも可能でした。このスペースはスタバのスタッフのミーティングルームになることもあったり、貸切で一般の人のイベントで利用することもできるそうです。暖炉を囲みながらおしゃべりして長居しても、何も言われません(笑)
テイスティングルームは
一段下がったスペースは テイスティングルーム。
その日のおすすめコーヒーがディスプレイされています。
今回、ティスティングのコーヒーをサイフォンで入れてくれたのが彼。豆の説明や、私たちの質問に答えながら入れてくれました。
2種類のコーヒーを選んで小ぶりのコーヒーカップと一緒に運んできてくれます。
そして、別の日のテイスティングは3種で15ドル。
日中は音楽や人混みなどで騒ついた店内も、閉店前はとても静かです。
テイスティングルームの全体像はこんな感じ。右手が焙煎機です。
ある日(2017年の2月)の限定コーヒー
スターバックス本社に店舗デザイナーとして勤務している日本人の女性に本社ツアーをお願いした時に勧められたのが、このコーヒー。「WHISKEY BARREL-AGED」つまりウイスキー樽で熟成させたコーヒー豆。ウイスキーのいい香りがプンプンとします。
ロースタリー・テイスティングルームの2月だけの限定だからぜひ飲んでみてと言われ、本社ツアーの帰りに寄ってみたのでした。
フラスコに入った香りの強いコールドブリュー(水出し)を大きなキューブアイスに注いでいただきました。この時すでに豆は完売で買えず。
そして「WHISKEY BARREL-AGED」が去年(2018年)に復活しました。シアトルの友人がお土産に持ってきてくれたんです。
シアトルからハワイまでの約6時間、スーツケースの中はこの香りですごいことになったみたいです。それほど強いウイスキーの香り。アルコール分は飛んでいるのに、自分までウイスキー樽に入っているみたいです。
コーヒー種はグアテマラ。でもスタバのコーヒーだからかな深煎りで酸味が強い。ん?ウイスキー樽で熟成されたから酸味が強いの?と友人が言う。
オリジナルグッズも充実です。
夜の様子。2015年11月のある日、スタバの前に信号機がつきました。
最後に
実はここのバリスタはアメリカ全土からノミネートされた人たち。その中に日本人の女性のユリさんがいました。
このスタバがオープン前の9月頃に全米のバリスタに本社から連絡があったそうです。なので全米で選び抜かれたバリスタぞろい。彼女もその一人。愛するスタバの一号店で働く夢を叶え、そして本社勤務を経てこのロースタリーのマネージャーになるまでに。3年前のことです。「日本にもこの種のスタバができるのよと。まだ場所は決まっていないけど、きっと目黒のあたりになるかも。その時にはヘルプに行くことになりそう」…と話してくれました。それが近々現実になるんですね。その他にもスタバのことを目を輝かせながらたくさん話してくれました。
そして、ここはコーヒー豆の量り売りのスペース。買ってから1週間から10日後が飲み頃になるそうです。ユリさんが教えてくれました。
中目黒で彼女に会えるかな。
そんな中目黒の新しいスターバックスのオープン後4日間の優先入場券は抽選で1200名にプレゼントするそうです。桜の季節もくることだし、きっとすごいことになるんでしょうね。
日本でもスターバックスは相変わらずの人気。もちろんハワイでも人気です。マノアにある”緑のスタバ”はあのブルーノマーズも通ったとか。