ハワイでは2021年からサンゴ礁保護のため、ナノケミカルを含んでいる日焼け止めの使用や販売を禁止することになりました。
米ハワイ州のデービッド・イゲ知事は3日、サンゴ礁への有害性が指摘される成分を含んだ日焼け止めを禁止する法案に署名して成立させた。2021年1月1日から施行する。こうした法律が米国で制定されるのは初めて。
法案は5月にハワイ州議会を通過していた。施行後は、紫外線カット成分のオキシベンゾンとオクチノキサートが含まれる市販の日焼け止めの販売や流通が禁止される。
法案の起草にかかわった非営利の学術団体は、オキシベンゾンやオクチノキサートについて、海水浴客の肌から流れ落ちたり排水処理施設を通じて海水に流れ込んだりして、サンゴの白化現象や遺伝子の損傷を引き起こす原因となり、やがてサンゴを死滅させるという調査結果を発表していた。
世界のサンゴ礁の10%が日焼け止めに入っているナノケミカルが原因でサンゴ礁の白化が進んでいるらしいんです。
日焼け止めを塗らないで、完全防備でハワイの紫外線バンバンの炎天下を歩くのはいいけど(ビーチでもそんな格好してる日本人はたくさんいるけどね笑笑)、日焼け止め塗らないとシミやシワの原因になるし…。 じゃ、どんな日焼け止めなら大丈夫?
Raw Loveの日焼け止め
ハワイで初のサンゴ礁い優しい日焼け止めを販売し始めたのはマウイ島のローカルカンパニーのRaw Loveです。
この日焼け止めクリームは缶に入っていて内容量は2ozつまり60mlと持ち運びにはコンパクトで便利。Plastic-freeということでプラスチックを使用してないので環境にも優しいというもの。ちょっと生意気そうなマーメイドのデザインが昔を思い起こさせる缶とマッチングしてます。
どんな日焼け止め?
香り
ミントとラベンダーの香りでハワイっぽいプルメリアやジャスミン系のピカケ、またはココナッツなどのよくある強くて甘い香りではなので、場所を選ばないで使えそう。よくあるじゃないですか、ビーチで隣のカップルが匂いのプンプンする日焼け止めを塗っていること。この日焼け止めは人に迷惑をかけない香りです。
塗り心地
質感は固め。指ですくうと体温でちょっと緩くなるような感じがします。例えれば、メンソレータムのような感じなので、塗るとベタつき感が残ります。そして満遍なく塗るのはちょっと難しいかも。でも、保湿成分がたっぷりなのでしっとり感が長続きします。
気になる成分は
サンゴ礁に優しい日焼け止め成分の成分は次の通り。
未精製ココナツオイル / 生シアバター / 非ナノ酸化亜鉛 / 胡麻油 / ミツロウ / ホホバオイル / ビタミンEオイル / にんじん種子油 / 純精油(ラベンダー・ペパーミント・ユーカリ) / そして愛
これらの100%天然植物の原料を有機農法で作ったものなんです。
特にミツロウはアクティビティで汗をかくときの防水材(ウォータープルーフ)として効果があるとか。
また、この中で気になるのは酸化亜鉛です。FDA(アメリカ医療品食品局)によって承認されている17種類の有効成分の1つなので安心して使えます。
*酸化亜鉛の粒子は紫外線を拡散、吸収、そして反射して皮膚を保護してくれるとか。そして安全で効果的な成分とのことです。しかも非ナノなので安心です。
このRaw Loveの日焼け止めクリームが作られたきっかけは、マウイ島に住むJanna Davisさんが2015年にダイビング、サーフィン、水泳などスポーツを愛する人のために彼女の肌やタトゥを保護するために100%安心安全な日焼け止めを作りたいと思ったことから。
日焼け止めに含まれている成分で使用してはいけないもの
オキシベンソン / プチルパラペン / オクチノキサート / 4-メチルベンジリデンカンファー(←ちんぷんかんぷん)
どこで買える?
いちばん買いやすい場所はオーガニックのマーケットのホールフーズ。
お値段は2種類のサイズで、60ml(2oz)が16.99ドル / 120ml(4oz)が24.99ドルです。
その他にもDown to earth Honolulu やいくつかのサーフショップでも取り扱っているようです。でも、まだABCストアやワイキキ周辺のドラッグストアでの取り扱いはありません。
もし、欲しい人はホルフーズマーケットへGo!!してね。