さくらんぼの季節です。
日本では佐藤錦が一級品として人気だけど、アメリカでは知る人ぞ知る、「レイニアチェリー」があるんです。
数年前までしばらくシアトルで生活していた頃、この季節、ファーマーズマーケットでは無造作に山盛りのレイニアチェリーをよく目にしました。
レイニアチェリー
1952年にワシントン州のシアトルにあるワシントン大学で開発されました。Bingというアメリカ西海岸で品種開発されたチェリーとVanというカナダ産のチェリーのかけあわせです。
レイニアチェリーは薄い皮と肉厚の黄色い甘い果肉の最高級のチェリーとして、最近では日本でも注目を浴びてます。気温、雨、風などと栽培にもとても手間がかかる上に、1/3のチェリーは鳥に食べられてしまうそうです。
私個人としては佐藤錦にも勝ると思ってます。(本当かどうか…数年前にコストコでレイニアチェリーを試食販売していたおばさま。彼女曰く、佐藤錦はこのレイニアチェリーの品種からできたのよ、と。確かに歴史は佐藤錦よりレイニアチェリーの方が古いのね)
届いたレイニアチェリーはもちろんワシントン州から。届けてくれたのは、シアトルからハワイに移住した友人。いただいたのはオービルフルーツの最高級品。
オービツフルーツのレイニアチェリー「GEE WHIZ」(ジーウィズ)
オービツフルーツはワシントン州における果樹園産業のパイオニアです。レイニア種のチェリーを最初に栽培したグラディーオービルが、1928年にオロンドに入植してからより美味しい果実を探求し続け、多くのお客様の信頼を育んでまいりました。
オロンドはワシントン州中央部に位置しており、カスケード山脈を超えて吹く風により乾燥し晴れの日が多く、果樹栽培には適した地域です。中でも私どもの畑はコロンビア川が長い歳月を掛けて運んだ砂や石の多い水捌けの良い斜面を運んで植えられております。北緯47度と高緯度の為に夏は1日16時間に及ぶ日照に恵まれ、砂漠のような乾いた空気と25度以上にもなる昼夜の寒暖差に育まれ、爽やかに甘く張りがあり食味の良いチェリーの栽培には最高の環境です。
参考:オービルフルーツのパンフレットより
最高級のレイニアチェリー「GEE WHIZ」
届いた箱を開けてみました。
なんとも無造作に詰め込まれたレイニアチェリーたち。
佐藤錦とは扱い方が違いすぎる(笑)
とっても大粒。
カットしてみました。
このレイニアチェリーのブランド名は「GEE WHIZ」。「箱を開けた瞬間に感嘆の笑みが溢れ、食べた瞬間に笑いの弾ける果実をお届けしたい」との思いが込められてます。
とっても肉厚で皮はパリッと薄皮です。宝石というにふさわしいチェリーです。
(*GEE WHIZとは「あっと言わせうような、素晴らしい」など驚きや喜びを表します。)
一粒一粒をありがたくいただきました。
いただいておいて申し訳ないけど、早速、検索してみたら、とってもすばらしいお値段です。
レイニアチェリーを買いたい方へ
まだまだ、日本のスーパーでも帰るレイニアチェリー。特にコストコでは一ヶ月ほど前から出回っていたよう。(今はどうかな?)
また、スーパーでも少量パックを見かけるようになりました。
でも、最高級のレイニアチェリーを食べたいなら…。ぜひ、オービツフルーツのチェリー「GEE WHIZ」を!!
今年の販売は終了してしまったので、どうしても食べたい人はこちらで。
北国の済んだ青空、乾いた風、爽やかな季節を感じ流ことができますよ〜。