コロナ禍で4度目の帰国です。
今回の帰国は覚悟が必要でした。
12月に入ってからのオミクロン騒ぎ。岸田内閣は厳しい水際対策をはじめました。今までの自宅での隔離を出発地によっては帰国後、3日から10日間の指定施設での強制隔離。ハワイは6日間です。
それに加えて、機内での陽性者がいた場合は14日間の強制隔離。現在は定義が変更になりましたけど。今、思い出すだけでも、腹立ちが収まりません💦
もちろん、国内で暮らしている人の気持ちも分かります。「海外から持ち込むな!」でも、海外在住の邦人は2年ぶりに日本で過ごすお正月を心待ちにしてた人がたくさんいます。それが強制隔離という対策で諦めることになった人がたくさん。
私も、高齢の母をひとりで年越しすることを申し訳なく思いながら、帰国を断念しました。この措置が2月末まで続くらしいということで、覚悟を決めて帰国しました。
いつもの通り、ハワイで有料のPCR検査を受けて陰性証明書を発行してもらいました。費用は約185ドル。安くはないです😅
羽田空港に到着 18時30分
羽田空港に到着後は検査会場への長い道のり。空港ないを一周する感じで歩かされます。
途中で出国地が分かるように色分けされた札を渡されます。ホノルル線は緑色。つまり、6日間の強制隔離という印です。
検査会場へ 19時15分
この奥が検査会場です。⚠️撮影禁止な場所は撮影してません。(結構あるんです📸❌)
検査が終わって、スマホに入れるアプリケーションの確認やらいろいろ。
そして検査結果待ち。最初の頃に比べたら、スムーズになってきたのかな。帰国者も減ってますしね。
長時間かかる日もあるようで、こんな差し入れ。ほとんど賞味期限が近いものだけど、お腹の足しにはなりそうです。
検査結果が陰性だったので、ピンクの用紙を渡されて、いよいよ隔離ホテルへの移動です。ここで、グループ分けされ、ゼッケンの付いたスタッフの指示に従います。この時点で20時30分です。
ホテルの決定前に、各々の問診があります。食事のアレルギー、持病など。
主人はホコリアレルギーと甲殻類アレルギーなので、その旨を伝えます。
大学寮にならないために
友人のひとりは閉所恐怖症なので窓の開閉が可能ない所を希望しました。そしたら、なんと大学寮(研修センター)で部屋は広め、掃き出し窓で開閉自由。ただし、テレビの代わりにタブレット。
そしてシャワー設備のみでウォシュレットもなし。
ということは、希望にウォシュレットと伝えれば、大学寮にはならないんじゃないかな…と思います。←これ、大きなアドバイスです😆
入国審査して手荷物をピックアップして、ゼッケン番号11番のスタッフに着いて行きます。
ホテルガチャの始まり 21時15分
1グループ、約10人程度。私たちが乗り込んだバスには「ホテルF」と書いてあって、乗り込んだ後も行き先は告げられませんでした。バスの窓にも目張りされてるとかいう噂もありましたね。(翌日、帰国した友人はバスの中で、大学寮と告げられたそうです。←これ、最悪なホテルガチャです😭)
ホテル到着 22時15分
私たちが到着したのは、江東区の某ホテル。羽田空港から50分程でした。
ここまで、約4時間。これでもスムーズだったようです。
諸注意を受けて、夕食用のお弁当を配給され、部屋へ案内されます。すでに夜の10時30分。
準備されたお弁当はかなりの量。この後も続々とバスが到着するんでしょうか?
そうでなければ、全て廃棄?これ、税金ですよ!!
入室 22時30分
噂に見聞きしていた廊下。最初の頃はお弁当の配給が床に、直に置いてあったとか。その苦情からなのか椅子が用意され、お弁当は椅子の上に置かれます。
部屋はツイン。私は主人と帰国したけど、別室を希望しました。ベッドが二台で床のスペースはほとんどないのでベッドをくっつけて、テレビ前に少しスペースができました。でも、テレビ側にある窓は開きません。
アメニティのボディソープ、シャンプー、コンディショナー、バスタオル(追加可能)、フェイスタオル、ドライヤーはちゃんと揃ってます。トイレもウォレット。でも、窓は開きません💦 何度も言う!!
まず最初のお弁当。これはビーガン。時刻は夜11時なので、野菜中心のビーガンにしました。ご飯は冷え切ってたけど、何とか半分くらいいただいて、残りはごめんなさい🙏 右上の大豆ハンバーグらしきは私には食べれるものでした。
2日目からの生活
毎朝6時30分に館内放送で、その日の検査キット配布の連絡が入ります。
そして、毎日の検温と体調報告、厚生省のアプリの居場所と健康観察、ビデオ通話。
各部屋に湯沸かしポットが付いてるので、あらかじめハワイのドンキーホーテでインスタントコーヒーやスープ、味噌汁を準備しました。
朝食はパン2種とソーセージ2本のサラダ、たまご焼き。これは毎朝同じメニュー。
お昼のお弁当はハンバーグ、フライ、お惣菜。ご飯はもちろん冷たい。お味噌に入れて、ねこまんまにして半分食べました。
夕食は豚ばら肉の生姜焼き?と唐揚げ。お肉の脂が白く固まっていて、ご飯も冷たいので、脂を食べてる感じ。これ、温かかったらコンビニ弁当みたいで美味しくいただけそうなんだけど😭
時間の使い方
編み物したり、ヨガしたり。動画を観たり。←これはかなり贅沢な生活。
実は、お部屋チェンジが叶いました。最初の部屋より少し広め。ベッドを寄せると、ヨガマットが敷けるほどのスペースができました! そして、窓も大きめで、交渉してロックを外してくれ開くようになりました。
これ、本当にラッキーです。
動けるスペースが確保できたので、こんな動画を見ることができました。
そして、前もってこんなのも持参。ニット帽子を編んでみたり。
窓を開けることができたため、夕陽を見ることもできました。
でもね、これ本当にラッキーだったようで、前に部屋だとスーツケースを開くのもベッドの上、ストレッチするスペースもほとんどないのと同然。ほんとに健康な人間が精神を病む日々。こんなこと書いたら、Twitter上では税金で賄ってもらってるくせに贅沢だって叩かれまくりですね😅
3度の食事
見栄えは十分です。でもお弁当は冷たい💦 そして、油が固まってる…。温かければ食べ切れそうです。
2日目には胸焼けが酷くなり、ビーガンのお弁当に変えてもらいました。
朝食
昼食
夕食
ビーガンの内容は満足のいくものでした。
ビーガンに変えたら、豆類と野菜が多くなって、胃もたれもスッキリ。ただご飯が冷蔵庫から出したようなポロポロ。これ、かなり廃棄されるんじゃないでしょうか💦
何度も言います! これ、税金です。なので、感謝しながら? いえ、何で感謝しないといけないの? だって帰国前後の検査で陰性、そして3日目の検査も陰性なのに隔離? なんて徐々に腹が立ってきたりして…。
3日目と6日目の検査
3日目と退所日の朝6時半に館内放送が入って、検査です。ドアを開けるときもマスク着用。ドアノブに検体キッドが掛けられていて、検査をしたらドアノブに戻します。
癒されるのは外の景色。桜の頃は綺麗なんでしょうね〜。
準備しておくと良いもの
湯沸かしポットはあったので、インスタントコーヒー、カップスープなどお湯を注いで食べれるものはとっても助かりました。
カップラーメンは必須です。隠し玉に辛ラーメン!! 辛さが沁みました😭
6日目に退所 14時50分
2回目の検査を終え、午後に陰性結果の連絡が入って晴れて出所です。予定では14時頃とのことだったけど、1時間遅れで出発です。
ホノルル線で一緒にホテルに入所した人たちとは一緒じゃなかったことがちょっと不思議。
羽田空港に到着 15時30分
解散は到着した羽田空港です。次から次とバスが到着します。その中には外国人もいたりして、特例があるのは事実。
そして、ここで点呼も取らずに流れ解散です。もちろん、この後はまだ隔離期間なので公共交通機関の利用はできないので、身内のお迎えかハイヤーです。私はハイヤーを予約しておいて帰路に。
最後に
私のホテルはデリバリーを頼むこともできました(一度利用しました)。Aホテルに隔離された友人は、規模が大きくデリバリーがすぐに部屋まで届かないとか、場所によっては近くにデリバリーサービスがなかったりで頼めない場所もあるようです。
こんな状況下、日本では海外から帰国するのは非常識という風潮があります。それはとても残念なこと。仕事や生活が海外だったということで、同じ人間として条件は変わらないはず。でも、帰国者は罪人みたいな見られ方をされ、隠れて帰国してるみたいな…。その大きな理由のひとつは、税金の投入。これ、全部税金です。納税者以外の外国人にも、適用されてます。
どれだけの税金がバス、ホテル、お弁当…に使われてるんでしょう。
私が滞在していたホテルは3月いっぱいコロナ対応で、滞在者受け付けは2月いっぱいだそうです。スタッフはホテルマンでなく、派遣のようです。パソナ? 中抜き?そんな噂も聞きますよね。
そのための強制隔離?
だったら、帰国者負担でいいじゃないですか? お弁当の廃棄は半端じゃないと思われます。
各国の対応が緩和されはじめてるのに、先進国である日本が鎖国状態。もう、支持率アップやワクチン接種のための政治パフォーマンスのための政策に振り回されるのは残念です。
…。最後は愚痴になってしまいごめんなさい🙏
早くコロナが5類扱いになって、みんなが自由に行きたいところへ行き来できるようになることを願ってます。
最後までお付き合いありがとうございます。