ちょっと前のことですが、ハワイからニューヨークへ旅行してきました。ホノルル→ニューヨーク線ということだけど、今回はホノルルでのオーバーステイ(1ヶ月半)ということで、基本的にはANAの日本=アメリカの往復航空券でした。
ダニエル・K・イノウエ空港からジョン・F・ケネディ空港までの国内線はハワイアン航空を利用しました。ホノルルからニューヨークまでの直行便はハワイアンのみなので、結構混み合ってます。しかも約9時間〜10時間。ハワイから東海岸は遠い…。
今回のキャリアは直行便のハワイアン航空HA50便。自動チエックインを済ませてチケットの発券をして保安検査へ。
ダニエル・K・イノウエ空港のハワイアン空港はかなり混み合うので、いつも早めの到着を心掛けてます。この日もそう。
でも、チェックインして直ぐに気がついたのが「TAS Pre ✔️ 」の文字。
アメリカ国内の空港では、よく見かける案内板です。
いつものように、長蛇の列に並びながら、麻薬犬にもクンクンされながら自分のチケットを確認してみると、TSA Pre✔️の文字があります。
TSAとは
TSAはTransportation Security Administration(運輸保安庁)のこと。アメリカ合衆国の公共交通機関の安全性を保つために、2001年の9.11のテロを機に編成されたそうです。
最近は渡米の際にスーツケースに鍵をかけることは禁止されてるけど、TASが持つマスターキーで開錠できるため、TASロックがついたスーツケースなら施錠がOKですよね。
Pre Checkとは
このTAS Pre ✔️ は、TASが運営する事前検査プログラムで、空港での保安検査の簡略化や敏速かを図るものなんです。
日本の航空会社では2017年10月より全日空ANAが、2019年2月から日本航空JALでも登録制で利用可能になりました。残念ながら登録できるのにはグリーンカードが必要みたいです。
このTAS Pre ✔️対象になると、保安検査場で専用レーンを利用できて、(最初の写真)検査時も靴、ジャケット、ベルトなどは取らなくていいし手荷物からノートパソコンや液体物を取り出す必要もないんです。(同伴の12歳以下の子供も同様)
日本人でもグローバルエントリーの申請者はこのサービスを受けることができるんですが、グリーンカード保持者という条件が厳しすぎです。そしてハワイでは、対象外となってしまうという事実。
じゃ、なんで今回、私がTAS Pre ✔︎のサービスが受けられたか…。
ハワイはグローバルエントリーの対象国外でありながら、コンピューターが混雑状況を判断して緩和のためにランダムに選出することがあるんだとか。
TAS Pre ✔️のレーンへ
最初は一般のレーンに並んだけど、チケットにあるTAS Pre ✔️ に気がついて、スタッフに聞いてみると、別のレーンを指さされたので移動。
なんと、パソコン、スマホはバッグから出さなくてもいいし、靴は脱がなくてもいいし、なんとも楽ちん。
実はこれ、初めてのことではなかったんだけど、あまり気にしてなかったんです。ANAのヘビーユーザーだから?ちょっとググってみたら無差別に選ばれるケースがあるらしい。
ちょっと得した気分で機内へ。
これはハワイアン航空でライオンコーヒーの提供を始めたので記念に。残念なのはカップがライオンコーヒーじゃなかった。
もう一度 TAS Pre ✔️
JFK国際空港に到着後は乗り換えでオーランドへ行って来ました。JFKからはJetblueを利用です。ここでもまたTAS Pre ✔️サインが。ここで不思議なのは、チケットはホノルル→JFK→オーランドと連動しての購入ではなかったということ。 だって、JFK→MCOまでは娘が予約してくれてたんです。
右上にあるプリントされたTAS Pre ✔️の他に、わかりやすく赤字でスタンプを押してくれました。ここでも保安検査場はズムーズに。
Jet Blueの機内サービスはダンキンドーナツ(私の世代には懐かしい)のコーヒーと、TERRAの「Sweets & Blues」チップス。
そして3回めのTAS Pre ✔️
オーランドからの帰りのチケットにもついてました。
オーランドのホテルではチェックアウト後の空港までの送迎バスの受付場所で搭乗手続きができちゃいます。
お世話になるjetBlue。
でも、今回のTAS Pre ✔️レーンはあまり意味はなく、通常レーンと同様に混み合ってました。そして、ノートパソコンもトレイに出すように指示がありました。ラマダンの時期(2019年4月23日〜5月23日)というのもあったようです。セキュリティーが強化されてました。*ラマダン時期はテロが発生しやすいと言われてます。
余談ですが…
キャリーオン手荷物の裏技を紹介します。アメリカの国内線ではスーツケース1つにつき30ドルかかります。その節約術です。
これはBaggage Cleamの半券。
今回の手荷物はこの2つ。30ドル払って預けるのが通常だけど、この大きさは機内に持ち込める大きさです。中には液体物も入っていないので、荷物受け取りの時間も短縮できるからキャリーオン(機内持ち込み)にしました。ただし、サイズ的に手荷物の棚に入れるには大きすぎるんですよね。その際、機内に乗り込む前に預かってくれるんです。そして、他の有料手荷物と一緒にBAggage Cleamから出てきます。これで60ドルの節約ができちゃいました。
最後に
確か、以前はハワイのホノルル国際空港では航空会社のプレミアム会員の日本人向けにはゴールドレーンというものがありました。TAS Pre ✔️レーンができてから、ゴールドレーンはなくなりました。TAS Pre ✔️の資格を撮るには条件が満たないと取れません。日本人である私たちはグリーンカード保持者かアメリカ国籍がないと申請できないみたいですけど、アメリカ大使館でグローバルエントリーの登録期間を2018年9月10〜14日の5日間で開催されていたようです。または、JALやANAのラグジュアリーカードを持っている人は申請するチャンスがあったようですね。
ハワイ線では混雑の回避のためなのかTAS Pre ✔️だったというケースが多いらしいんです。ハワイから帰国する際には確認してみてね。ラッキーなことがあるかもしれないですよ〜
そして航空券にSSSSがついてたら?は、こちらです。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!